ゴールデンウイークも好天気で終わり、動くと汗ばむ時季となりました。
暑くなり「スッキリ飲める酒が欲しい」というお客様が結構居ます。
まだ本格的な暑さではありませんが、先取りで夏にも相応しい新規取扱いの酒を紹介します。
「臥龍梅 純米吟醸 五百万石(がりゅうばい・じゅんまいぎんじょう・ごひゃくまんごく)」
静岡県清水市の三和酒造さんが醸す逸品です。

ここで少し三和酒造さんの歴史を。
創業は江戸時代中期の1686年(貞享3年)、「鶯宿梅(おうしゅくばい)」蔵元の鈴木家が母体となり
その後約300年にわたり近隣住民に愛されてきました。
昭和46年に消費社会の発展と需要拡大の要請を受け、
鈴木家が他の2蔵と三和酒造を設立したのです。
当時静岡県民の心の象徴として公募で銘柄名を決め、「静ごころ(しずごころ)」として発売されました。
また昭和60年には静岡県知事賞受賞を機に、「純米酒 羽衣の舞(はごろものまい)」を発売。
そして平成14年の秋に酒造りの伝統を守りながら清酒市場の変化と時代の流れに対応していくため、
まったく新しいコンセプトのお酒「臥龍梅(がりゅうばい)」が誕生したのです。

「それってどんな酒なの?」
少量の吟醸小仕込みで一切の妥協や手抜きをせず製造し、
新酒鑑評会出品酒と異なるのは「米の種類と精米歩合のみ」というお酒です。
これは相当の労力とコストが掛かりますが、敢えてその道を選んだ蔵の姿勢には頭が下がります。
その酒の大きな特徴としまして、従来の「静岡型吟醸酒」注)とは一線を画し
味も香りも豊かでインパクトのある酒質が醸し出されました。
注)「静岡型吟醸酒」とは?
静岡酵母で醸した酒で「フレッシュで飲みあきしない酒。」
「フルーティな香りで、雑味のない綺麗な酒」「優しい味と香りで、食中酒として最適。」
といった評価をいただいています。(静岡県酒造組合HPより引用)
当店でも取り扱わせて頂いています「正雪」「開運」の本醸造酒や吟醸酒が該当します。

一回の仕込みの量を少なくすれば、それだけ手は掛かります。
しかし、手を掛け丁寧に醸す事で質の良い酒が出来るのです。
全国新酒鑑評会に出すような酒は、大手蔵でも小仕込みで醸されている事を考えれば、
この大切さがお分かり頂けると思います。
一口で癖になる香りと味わいを是非一度堪能してみてください。
まだ720mlのみですが今後1,800mlも入荷次第お知らせ致します。
価格は税込み 1,380円となりますが
これはコストパフォーマンス抜群の酒ですよ。
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